異常気象の実態!季節の節目がなくなりつつある?

いつからだろう?日本の自然・気候に異変を感じるようになったのは?

昭和時代は日本の自然や気候に変化しつつあるとのニュースは聞いた覚えがありませんでした。大抵は冬の訪れが一番早い北海道で、10月下旬から11月にかけて初雪が降るたよりのニュースは毎年同じ時期に聞かされていました。

木枯らし一号など、三大都市の東京・大阪・名古屋などで観測されたなどもよくあります。

夏が終わって、秋本番になると日本の紅葉の名所では、紅葉の進み具合を毎日の様に報道しています。黄色に色づいた山々の景色をテレビで見ていますと本当に晩秋から冬への季節感をしみじみと感じていたものです。

身近なところでは、子供時代近くの公園で銀杏の木の下に、ぎんなんが落ちていました。そのぎんなんを拾って、いって食べたり、茶碗蒸しに入れて食べるなど秋の味覚も色々楽しめたものです。

冬になると北海道は毎年の様に大雪が降り、九州や沖縄は冬でも比較的他の地方と比べたら、気温は高めで過ごしやすかった、とも言われていました。

冬から春への季節の変わり目には、雪崩の情報や桜の咲く予報など、やっぱり日本独自の節目を感じることが出来ていました。

ところが近年はどうでしょうか?何だか日本列島全体に自然や気候に異変を感じつつあります。特に異変を感じるのは「暑さ」ではないでしょうか。ここ最近の夏の暑さって半端じゃないと皆さん、思いませんか?

自然も何だかどんどん減りつつあるような気がします。都市開発が進み、山々は削り取られ、海は埋め立てられて大きな港や空港がどんどん増やされていく…!! 緑がその為に減らされているのです。

山や川は寧ろ暑さをしのいでくれる役目を昔から果たしてきました。その山や川が減ってきたために、どんどん日本の自然が破壊されつつあるのです。

現在はリニア新幹線開通のために、工事がどんどん進んでいます。その為に遠くから近くの山や地下道を削り取って、目的地まで穴を掘っていくわけです。そりゃ交通機関はどんどん便利にはなっていきます。でもその為には、昔からある自然を壊すことになるのです。

そうなればもっともっと山や川、緑は減っていく一方で、その分コンクリート化していくとなれば、暑さは倍以上になるのは当然のことでしょう。

日本の気候や自然に異変を感じるようになり始めたのは、やはり平成時代になってからではないでしょうか?バブル絶頂期の頃からスタートし、しばらくして崩壊しました。でも都市化は進んでいました。

市民の生活をもっともっと豊かにするために、大きなビルやマンションを建てたり、広い田んぼを埋め立てて、分譲住宅や社員寮なども建つようになりました。狭いはずの日本がどんどん新しい建物を増やしていくことにより、より狭く、建て込んでいきました。

建物が増えれば、勿論その分風は遮られるので、通るはずがありません。コンクリートが増えれば昼間の暑い時間帯の熱はそのまま残りますから、気温の下がり方は鈍くなって当然です。

昔は砂利道が多かったですが、今ではすっかりアスファルトの道路が増えましたが、これも暑さを残す原因になっています。その為に暑さを冷やしてくれる役目は何もないのです。

だから日本は何だかどんどん暑くなっていくような気がします。いえ、もうなっているのです。これらが原因で自然や気候に異変を感じないではいられません。

こういったことがこれからも続けば、ますます異変は進んでいくでしょう。