異常気象の実態!季節の節目がなくなりつつある?

自然災害に備えて!毎年防災訓練は行われるが果たしてその成果は?

年年増え続ける自然災害に備えて、我々は防災訓練を強化しつつあります。町内会、学校、職場など様々な所で防災訓練を行います。

特に近年は大地震や、大雨が増えてきて、大勢の人が犠牲になることが後を絶ちません。そんな中で我々は1人でも多くの命を守るためにどんな防災訓練をすればいいのでしょうか?

まずは防災訓練の前に防災グッズを用意せねばなりません。よく町内会とか、職場で防災グッズのパンフレットの配布があります。そのリストを見て、必要なものをリュックに入れて行くのです。

やはり人間命を守るために大事なことと言えば、食料の確保です。今ではスーパーで携帯用のご飯や保存のきく缶詰、ミネラルウォーターが沢山販売されています。それには使い捨て用の紙コップやお皿なども必需品となります。

乳児や介護を必要とする高齢者には、紙おむつなどが絶対に必要です。紙おむつは薬局に売っていますが、いざ買い置きするとすごくかさばりますので、何処か収納しやすいところを選んでしまっておく必要があります。

それから預金通帳。これはなくさないように自分が把握できる場所に常に保管しておきましょう。

沢山の企業が入居するビルや、スーパーなどでは、必ず非常口が設けられています。しかし老朽化した建物では非常用階段も腐り始めて、いざというときには何も役に立ちません。今では老朽化の進んだ建物は、耐震強化に向けて建物自体を全部取り壊して、新しく建て直しています。

一般住宅にしてもそうです。耐震強化に関しては厳しくなり、手抜き工事は一切許されません。これは「阪神大震災」「東日本大震災」から教訓を得たものです。

そして自然災害に備えての防災訓練の成果は?果たしてどうなんでしょうか?実は防災訓練をしてても、逆効果になってしまった事例があります。

東日本大震災にて、避難所として設けられていた施設が大津波にのまれて、約50人ほど亡くなった人がいます。それから高齢者の負担を少しでも軽くするための配慮をかねた防災訓練をしたにも関わらず、誤った判断で一時避難所へ逃げるつもりが誤った判断をしたために、二次避難所に逃げたら危険な目にあいそうになり、命からがらだったと言います。

「防災訓練マニュアル」は各家庭や職場にも配布されていますが、皆さんはそれをよく読んだことがありますか?大抵は壁に紐付けてぶら下げているままではありませんか?

でも最近ではその内容も修正されつつあります。やはりここ最近起きた大地震のせいでしょうね。どんなに防災訓練を行っても、いざ本当の大地震が来るともう人間はパニックに陥ります。とてもそんなマニュアル通りにはいきません。

日本全国何処にでも避難所は設けられていますが、果たして100%安全と言えるのでしょうか?特に東日本大震災の様に、海から来る大地震などは本当に恐ろしかったと言えます。しかし避難所へ逃げるまでの時間、津波は容赦なく襲ってきますから、高台へ逃げるのが精いっぱいではないでしょうか?

ですからお住いの地域によって、安全度の高い避難所をいつも自分で確認して置く必要があります。「誰かが教えてくれるだろう?」ではいけません。やはり自分で情報は仕入れましょう。

まだまだ日本の防災訓練では、成果を挙げられてないことが多いですね。やはり日頃から自然災害に対する危険知識を高めて行くべきでしょう。