異常気象の実態!季節の節目がなくなりつつある?

進む地球温暖化が原因!日本列島は本当に大雨が降りやすくなった

平成になってから、日本の夏が異常に暑くなったと同様、大雨も本当に増えました。異常気象がどんどん起こっています。日本だけでなく、海外にも異常気象は起こっています。どうしてこんなに異常気象が増えてきたのでしょうか?やっぱり第一の原因は地球温暖化なのです。

地球がどんどん温まっているなんて、何だか信じられません。でもこれは事実なんです。日本の異常気象の過去の記録を調べてみても、本当に数が増えていて、自然災害で亡くなる人も沢山出てくる有様です。

地球温暖化のために台風が発生しやすい状態が多くなりました。これもまた海水温の上昇が原因です。よく気象庁は台風が発生する前の熱帯低気圧のことを「台風の卵」と呼んでいます。

熱帯低気圧は台風をもたらす実に厄介な気圧にしか過ぎません。熱帯低気圧の数が増えれば増えるほど台風の数もそれだけ増えることになります。

熱帯低気圧=台風の発生が増えたのは1970年代以降から、と言われていますが…でもここ最近は余りにも目立って増えています。これはただならぬ現象です!日本は本来秋の9月~10月くらいに台風シーズンと昔からよく言われていましたが、平成以降の過去のデータを探ってみると季節外れの台風が襲うようにもなっています。例えば5月~6月に台風が日本列島を襲ったこともあります。

完全に異常気象が続いていますので、地球温暖化もそれだけ進んでいることがよくわかります。

2016年(平成28年)は台風の発生が7月まで1個もなく、その後発生したかと思えばどんどん日本列島を襲うようになりました。その動きも従来とは違う不自然な動きをしたこともあり、あまり台風の進路には当てはまらない東北、北海道では急な台風に襲われて大変な被害を受け、死者まで出る結果となってしまいました。

毎年台風の進路になりやすい沖縄や九州あたりは台風に対する何らかの対策や備えはありますが、東北、北海道はそういったことに関しては余り知識が薄かった様に感じ取られました。ですから亡くなった人が出てしまったのでしょう。

以前は「集中豪雨」と呼ばれてたのが、最近では「ゲリラ豪雨」と言われるようになりました。1時間に1か月以上の雨量を観測する事例が多くなって来たのです。

そうなると我々人間は大雨や台風には全然勝てることが出来ません。家の中で大雨や台風が収まるのを待つか、避難所で一夜を明かすかの選択を迫られます。

でも海外と違って、日本は大雨や台風に対してはテレビやラジオで「避難勧告」「避難準備情報」を出しますので、そういう点では1分でも早く安全なところへ移動!ということで指示を出しますから安心です。勿論携帯、スマートフォンでも確認できるので、実に便利です。

地球温暖化で猛暑が増えてきた日本ですが、昔から暑さをもたらすのは「太平洋高気圧」の強さが大きく関わっています。でも太平洋高気圧が北に張りだし、大陸からチベット高気圧が東に寄ると日本列島は猛暑になりやすいのです。

太平洋高気圧から流れてくる暖かい湿った空気と北からの寒気がぶつかり合うと、大気の状態は不安定になり、大雨をもたらす原因になります。まさに太平洋高気圧の威力次第で自然災害が大きくなる可能性が大きいのですね。

昔は安定性のあった太平洋高気圧ではありましたが、不思議な現象を起こすようになったものです。これも異常気象ですね。