異常気象の実態!季節の節目がなくなりつつある?

夏も快適なはずの北海道!本州より気温が高いときがあるのは何故?

北海道は本州、沖縄と比べると冬は大雪だし、夏はまあまあ快適だと言われています。でも北海道でもさすがに暑い時期はあります。

私が子供の頃、夏休みで北海道の旅行ツアーに参加したことがありました。あれは7月の下旬だったと思います。行った場所は洞爺湖温泉やクマ牧場でした。2泊3日の初めての北海道旅行でワクワクしてました。とても楽しかった思い出が沢山あります。

が、当時子供心ながらに思ったことは、北海道は夏でも本州と比べたら快適な陽気なはずだと自分ではイメージしていました。ですが、さすがの北海道でも、7月下旬から8月の初めにかけては夏の最も暑い時期で、当時でも30度を超していました。

ですが泊まったホテルでは、冷房の設定はなく、料理も北国とあってか夏でも熱い料理が多く、せっかく北海道へ来たのに、汗かいて料理に舌鼓を打っていました。札幌ラーメン、ジャガイモバターなど、北海道の名産物は冷えたものじゃなく、熱めのものが多かったといえます。

でもそんなに暑い期間は長いわけではなく、やはり夏は快適だったと言えるのではないでしょうか?やはり北国ですから、秋の期間は本州より非常に短く、10月末にはもう初雪の便りが聞かれますね。

さて、そんな快適の陽気なイメージを持たれがちの北海道ですが、最近本州よりも気温が高い日が出てくることが判明してきました。

通常の北海道は冬が長くて、春の訪れは一番遅く、桜の咲く時期も毎年5月ごろです。でも2016年(平成28年)5月20日、北海道では気温がグングン上昇し、網走や十勝で30度を超した記録が出ました!

5月と言えば、春らしい陽気のはずの北海道が本州より気温が高いなんて、あり得ない話です!まさに不思議というか、これも異常気象がもたらしたことですね!

同じ頃本州では東京、名古屋など27度~28度が最高気温の相場になっていました。まさしくこの日は完全に北海道の方が本州より暑かったことが分かります!

何故こういった現象が起きたのでしょうか?理由としては、大陸からの暖かい湿った空気が本州じゃなく、たまたま北海道の方に流れたのが原因だと言われています。

同じ5月でも、北海道では初めごろは雪が降ったとのことです。それが1か月もしないうちに今度は春を飛び越えていきなり夏になってしまうとは!本州だけでなく、北海道でも気候の異変が起きていることがよくわかりました。

北海道の5月は気温の変動が激しいとのことですが、同じ5月でも初めの頃は雪が降ってるのに、それが半月後には30度を超す夏日を記録するなんて、これはどう見てもおかしいです。しかも本州より気温が高いなんて考えられないことです。

やっぱり異常気象がどんどん起こってるんですね。「異常高温注意報」や「食中毒注意報」が出たくらいですから、北海道の皆さんからしてみてば、暑さに慣れていないのに、30度を超せば体にきついものがあったのではないかと存じます。

でもこの奇妙な現象も一時的なものでした。多分今後もこういったことが起きることは間違いありません。