異常気象の実態!季節の節目がなくなりつつある?

過去にさかのぼって調査!日本は元々自然災害の多い国なの?

最近増えている日本の自然災害ですが、元々多い国なんでしょうか?歴史を紐解いてみれば、代表的なのは、大正時代の「関東大震災」があります。この大地震は丁度昼前の午前11時58分に東京の大都市を中心に起きています。

ですから昼頃の大地震ということで、料理を作っていた家庭が多く火災が多い結果となってしまいました。ですから死者行方不明者を合わせると約10万5,385人の一番最悪な記録が残っています。

マグニチュード7.9規模の大地震でした。火災が余りにもひどく、震災後1週間は東京中炎に包まれていました。でもそれでも復興を果たしています。

では昭和時代以降はどうでしょうか?第二次世界大戦前(太平洋戦争)で代表的なのは1933年(昭和6年)3月3日昭和三陸地震・津波でマグニチュード8.1です。死者1,522人、行方不明者1,542人の大規模記録が残されています。

その3年後1934年(昭和9年)9月21日に昭和三大台風の1つ、室戸台風が発生しています。死者2,702人、行方不明者334人です。さすがに私の母でもこの頃はまだ生まれていません。

第二次世界大戦(太平洋戦争)が勃発したのは1941年(昭和16年)12月でした。でもやはりこの時代でも結構大地震や台風は発生しています。特に代表的な大地震は、1943年(昭和18年)9月10日の鳥取地震です。マグニチュード7.2、死者1,083人です。それから1944年(昭和19年)12月7日の昭和東南海地震・津波でマグニチュード8.0、死者1,443人の記録もあります。

そして終戦直前の1945年(昭和20年)1月13日の三河地震、マグニチュード7.1、死者1,180人、行方不明者1,126人、終戦直後には昭和三大台風の2つ目枕崎台風、死者2,473人、行方不明者1,283人があります。

戦後の日本は高度経済成長に向けてどんどん発展していきました。ですがやはり自然災害の記録をこうして調査してみますと、結構あるのが分かります。

日本は太平洋、日本海、東シナ海と海に囲まれている島国だとも両親から聞かされたことがあります。特に母は「日本は昔から火山国だから、何処で火山が起きてもおかしくない。」と話していました。その歴史は古くからあったんでしょうね。

自分が子供の頃から、日本列島は活断層や海底にも火山亭があるくらいなので、1分後か明日にでも大地震が起こるのは当たり前?と聞いたことも有ります。ですが私は子供時代は大地震も大きな台風にも襲われることなく、平和に暮らしてきました。

ですが私が物心ついた1970年(昭和50年代)以降でも遠くの地方では自然災害は起こっていました。よく覚えているのが1974年(昭和49年)5月9日の伊豆半島沖地震・マグニチュード6.9、死者30人です。それから4年後の1978年(昭和53年)1月14日の伊豆大島近海地震・マグニチュード7.0、死者23人があります。

そして同じ年6月12日の宮城県沖地震・マグニチュード7.4、死者24人。これはテレビで大きく報道され、地震で全壊した建物などが映し出されて、地震の怖さを伝えてましたね。

平成になってからは戦後最も最悪と言われた「阪神大震災」、「東日本大震災」をはじめ、北海道南西沖地震、新潟中越地震、新潟中越沖地震、そして一番新しいのは2016年(平成28年)4月の熊本地震です。

やはり大正~昭和~平成にかけて日本の自然災害の歴史を調査しますと、元々日本は自然災害の多い国だと断定できます。

よく昔から「忘れるな!大地震は忘れたころにやってくる」と言われてたくらいですから。