異常気象の実態!季節の節目がなくなりつつある?

野生の動物が十分生きられない!それは人間が自然を破壊したからだ!

大昔、日本ではオオカミが生息していたとの記録があります。ですが、現代はオオカミは日本国内には全然いません。オオカミは見かけは犬と何ら変わりはありませんが、実に凶暴で、人間や他の動物などおかまいなしに襲います。

ですが日本国内に生息していたと言われる「二ホンオオカミ」ですが、いつ絶滅してしまったかは、残念ながら詳しい情報は分かっていません。多分、狂犬病や伝染病など、今の時代では考えられないような、病気がオオカミ同士で感染し、絶滅した可能性があります。

オオカミは完全に自然の中で生きながらえてきた動物ではありますが、どんなに凶暴であっても、伝染病には勝てず、とうとう日本では1匹も見ることがなくなってしまいました。

では現代の世界の野生動物はどうなんでしょうか?中国ではパンダ、インドではトラ、海底ではウミガメ、それにホッキョクグマや南極のペンギンなど、世界の広い範囲で野生の動物が沢山生息しています。

日本でもそうですね。ツキノワグマ、いのしし、そして沢山の種類の野鳥もいます。ですがここ最近、世界の動物も生息の危機感が迫っています。その原因は何といっても「地球温暖化」です。

特にウミガメなどは、卵を砂浜に産みますから、温度によってオス、メスの性別が違ってきます。温度が低いとオス、温度が高いとメスが生まれるとのことですが、このまま温暖化が進めば、ウミガメの子供はメスしか生まれなくなる、といったリスクがあります。そうなるとオスの数がどんどん減っていき、子孫繁栄が出来なくなり、ウミガメも絶滅の危機になりかねません。

日本の動物園では人気度の高いパンダ。中国では野生のパンダが沢山います。よくテレビで野生のパンダの様子を見ることがあります。実はこの野生のパンダでも絶滅の恐れがあるのです。

元々パンダは肉食ではなく、竹やその葉を食べて生きているわけですから、主食としている竹が人間の自然破壊によりなくなってしまうと、たちまち餓死する羽目になってしまいます。人間とは違い、パンダは竹を餌として食べ、生きているのですから大切なパンダの餌を人間が取り上げてはいけません。

野生のトラにも何故生息の危機感があるのでしょうか?トラは肉食動物で、自分で獲物を捕らえる実に素晴らしい本能がありますから、絶滅の危機などあり得ないと思いがちです。しかし、森の奥に生息するトラですが、温暖化が進んで、海水の温度が上昇すると森が海に沈んでしまい、トラはおぼれ死ぬ可能性が大きくなります。

ホッキョクグマ、ペンギンは北極、南極の氷が温暖化によってどんどん解け始めてますから、まずます生息するのに危機感が迫っています。

そして日本に生息する山奥のクマやいのししもそうです。人間が山々の木を切り倒して、家や建物を増やしていき、野生としてず~っと生きてきたクマやイノシシは生きて行くための餌の確保が難しくなってしまい、最近では人間のいる場所にまで降りてきて、人間の作った農作物を荒らしたり、最悪人間を襲う始末です。

それだけではありません。野生のシカまでもが餌が取れなくなってしまっているのです。野生の動物をこれまでにして生きにくくしているのは、温暖化が原因ばかりじゃありません。人間にも原因があるのです。

やはり山の田舎でも、少しでも都会に近づこうとして森の木々を切り倒したり、田んぼや畑は後継者がいないので建物を建てることに変えたり、ついには川まで埋め立ててしまっています。

これでは野生の動物が飢えに苦しんで、人間のいる場所に降りてきて襲ってもおかしくはありません。やはり温暖化と自然破壊が野生動物を生きにくくさせています。これは大問題です!