現代の台風の現象!秋だけでなく、5月~6月でも襲ってくる!
毎年秋になると日本は台風シーズンです。台風は年中発生していることは昔から知ってはいましたが、平成に入ってから台風が秋じゃなく、5月や6月でも日本列島を縦断することが増えてきたように思えます。
日本の平均気温がどんどん上昇傾向にあり、台風の襲ってくる回数も増えています。やはり台風が季節外れに襲ってくるというのは、気温の上がり方にも関連性があるのでしょうか?
梅雨入り前の台風が何故日本を襲うのか?その原因は何処にあるのか調べてみました。どうやら「偏西風が北側に位置づけられると、秋のような気圧配置になるので台風が日本を襲いやすくなっている。また海水温が高くなっているのも原因の1つ。」と判明しました。
では偏西風って一体何でしょうか?偏西風とはヨーロッパや日本上空に中緯度レベルの強い風のことをいいます。
台風は何も日本ばかりに襲ってくるわけではありません。海外でも台風のニュース報道は良く聞きます。アメリカでは台風に女性の名前を付ける習慣があります。何故アメリカでは自然災害をもたらす厄介な台風に名前を付けるのでしょうか?
これは気象学者の人が台風に名前を付けているとのことです。でもアメリカでは台風に名前をつけるのは予めリストがあり、大きな被害をもたらした場合にはその名前をリストから消して、新しい名前を加えるとのことです。
台風でも色々あるものです。
話を戻しますが、日本の台風にも確かに変化は起こっています。本来台風が秋に襲ってくるといった考えはもうないのです。年中襲ってくると考えた方がいいでしょう。
5月~6月だけでなく、夏本番を迎える7月からでももう襲ってきて当たり前になっています。やはり気温の上昇と海水温が上がっているのが台風を日本へ襲ってくるようになっているのが原因かもしれません。
難しいことは分かりませんが、異常気象で台風がどんどん日本を襲っているのは紛れもない事実です。
5月~6月に台風が襲ってくるのは、秋のような気圧配置になるからだということが判明した以上、やはり異常気象のせいだということが分かります。
でも台風って偏西風で随分動きが影響されてるってこと、皆さん知っていますか?いつも何気なくテレビで見ている天気予報ですが、皆さんは台風の進路予想ばかりが気になって、「偏西風」については余り頭には入ってきませんよね?実を言いますと私もこの「偏西風」については気になっていません。
しかし、台風の進路予想のテレビを見ていると気象予報士が「偏西風により進路を変えています。」などよく耳にするようになりましたので、興味が湧き、何故「偏西風」が台風の動きに影響するのか調べてみました。
偏西風は日本上空で西向きに吹いていますので、台風は東向きに進路が変わって日本を襲ってくるのです。偏西風の力ってすごいですね。
でも2016年(平成28年)8月には不思議な台風が発生し、殆ど台風経路とは程遠い東北、北海道を直撃し、死者が出ました。この台風、異様な動きをして、なかなか予想がつかず、いきなり北の地方へ行ってしまいました。
これは結局海水温の高いところで発生したのが原因で、寒冷前線が朝鮮半島で発生したがために台風を刺激し、東北、北海道を襲ってしまいました。実に最近の台風はどんな動きをするのか、予想がつきにくくなっています。
これも異常気象がもたらしている現象と言えます。