アナタは感じてますか?日本の四季が徐々にハッキリしなくなってる!
昔から日本は春夏秋冬がハッキリしていた国とよく言われてきました。
こんなに季節がハッキリしていると、毎年旬の食べ物や、気候など四季折々の変化を肌で感じながらいかに日本は平和で住みやすい環境であったということです。
しかしここ近年、日本の気候や自然は四季を感じなくなりつつあります。春と秋の時期がどんどん短くなっているような気がするのです。これは誰もが同じように感じているのではないでしょうか?
昭和時代はちゃんと四季はハッキリしていて、春桜が咲くころは暖かい春らしい陽気がしばらく続き、5月は「風薫る5月」と言われるくらい1年で爽やかな時期でもありました。
ところが現代はどうでしょう?冬が終わって、桜が咲けば、「ああ~今年も春だな。」と思うのは一瞬で、桜が散ると一気に夏のような陽気になってしまいます。もう4月のうちから服装は半そでで過ごすことが多くなりました。
5月に入ると、もう昔のような「風薫る5月」のイメージは遠くなり、30度を超す「真夏日」が頻繁に続くようになり、梅雨の時期前から「暑い、暑い!」とぼやくことも多くなりました。
企業や一般家庭でも、5月から冷房を入れるケースが多くなりつつあります。ですから我々の日常の仕事や生活もこの気候の変わり様に影響をもたらすようになりました。
最早日本には「春」がなくなってきているのでは?ないかと思われます。本当に春めいたと思えるのは桜の咲いてる時期だけで、散ってしまうとすぐに暑くなる。夏が来るのが早まっているのです。
簡単に結論から言いますと、冬から春は飛ばされて、夏に急になる、ということです。
これは絶対におかしい!昔より夏が長くなってきている
昔から「高温多湿」と言われてきた日本の夏ではありますが、近年はこの「高温多湿」の時期が異様に長引いていると思いませんか?これも異常気象の1つです。
「高温多湿」は梅雨の時期から始まりますが、現代は梅雨の前からその傾向にあり、本当に我々人間にとって過ごしやすい陽気が減少しています。異常気象はどんどん増えています。
一体我々の住む日本列島に何が起こっているのでしょうか?異常気象は日本だけでなく、海外でも起こっています。インドの夏では日中の気温が50度を超すことがあり、熱中症で沢山の死者が出るくらいに深刻になっています。
日本の夏の気温の高さは今や人間の体温以上の高さです。37度~39度に達する日など頻繁に出ますし、最早冷房なしではいられないくらいの異常な暑さです。その為に体を壊す、いわゆる熱中症で毎日の様に病院に運ばれていく人が1日でも100人以上は、もう珍しくありません。
何故こんなに夏が長引いているのか?今世界で問題視されている「地球温暖化」も原因ですが、その他色々かいつまんで考えてみれば、日本全体の環境の変化も夏を長引かせている原因の要素と言ってもいいでしょう。ですから9月になっても、なかなか秋の訪れを感じられないのです。もうこれは深刻な問題に発展しています。
なかなか日本列島に秋の訪れを感じさせないのは、暖かい湿った空気が本来の秋めいた風を妨げている、とも考えられています。ですから秋を感じないまま、冬に突入していくのももう珍しい話ではなくなりつつあります。